宮崎発神戸着
新船「フェリーろっこう」で行く“父と娘の親子二人旅”

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『船~はゆく~♬、誘い~風に乗って~♪』

軽快で心地よい音楽、イラスト界の巨匠、永井博デザインらしいまぶしい“青”に“真新しい船”、最近、一際目を引く新船宮崎カーフェリーのテレビCM。
「そうだ、神戸に行こう」                                                                               ふと思い立って思春期の娘に声をかけると、いつも私には素っ気ない娘もCM効果のためか、ぼそっと「別にいいけど…」
そんなこんなで、新船「フェリーろっこう」に乗って父と娘の二人旅に行ってきました。

神戸タータンのオシャレな乗船口を抜けると、まるで高級ホテルのようなエントランス。                                               ふと娘を見ると、最近、なかなか自分には見せることのない笑顔にこちらも嬉しくなり、これから始まる船旅に期待が高まります。暮れゆく宮崎にしばしの別れを告げ、いそいそとレストランへ。娘と二人という慣れないシチュエーションのためか、いつもよりお酒も進み、地産地消の豊富なバイキングメニューにとても幸せな夕食となりました。

写真:出航前&バイキングメニュー(夕食)

そしてなんと、乗船した日はラッキーなことに、FMラジオと宮崎カーフェリーのコラボデーで耳恋パーソナリティーのシローさんの船上ライブがあり、シローさんの軽快なトークと生歌に、私も娘も自然と手拍で一緒に盛り上がり、ほろ酔いと心地よい船の揺れも相まって、船旅ならではのゆったりとした非日常の時間に酔いしれました。

コンサートの後は大浴場へ。船の揺れに合わせて湯船のお湯も揺れるため、目を閉じるとまるで波に揺られているようで、これまた船でないと体験できないオンリーワンのお風呂に身も心も癒やされ、普段は“ヤクルト1000”がないと熟睡できない体にもかかわらず、翌朝までぐっすりと眠ることができました。また、翌朝は、お正月以外に見ることのない、大海原から昇るきれいな朝陽を見ることができて、身も心もリフレッシュできました。

写真:船上コンサート&船上からみる日の出

大阪では「道頓堀 神座」の“おいしいラーメン”と「喜八州」の“みたらし団子”を。
帰り間際には、神戸南京町で「老祥記」の“豚まん”を食べ歩きつつ、三宮駅高架下で急いで“串カツ&ビール”を楽しみました。そして、三宮駅前の神戸阪急のデパ地下で「551蓬莱」の豚まんや肉団子を買い込んで、帰りの船で親子仲良くニンニク臭をプンプンさせながらいただきました。

フェリーは、約12時間も船内に拘束される上、テレビも携帯も電波が不安定なため、便利な現代社会においては、なかなか積極的に選択されませんが、見方を変えれば、半ば強制的にデジタルデトックスをしながら、普段とは違う非日常な時間を自分のペースでゆっくり楽しめる、まさに“特別”な時間です。

一人を楽しむもよし。大切な人と楽しむもよし。                                                                船旅未経験の方は、船旅でしか味わえない“特別”を是非、お試しください。

写真:「神座」のおいしいラーメン&三宮の高架下
写真:串カツ&551蓬莱
写真:神戸港フェリーターミナル&船上から見た神戸の夜景