宮崎発神戸着
ほろよいフェリーで行く酒場放浪記in兵庫

トップ 船旅レポート 宮崎発 ほろよいフェリーで行く酒場放浪記in兵庫

神戸をお腹いっぱい楽しむ食べ歩き旅

仕事が終わり宮崎港へ
おしゃれな神戸タータンを横目にエスカレーターを上ると…さぁ、気持ちが高揚してきて、早速お酒が飲みたい!ということでビール片手に出航の様子を見守ります。

目的地へ移動しながらお酒が飲める。これこそ長距離フェリーの醍醐味であります。(翌日運転する方はご注意。)心地よい波の揺れとお酒に酔いながら、船は神戸へと向かっていくのでありました。

夜が明けて神戸はあいにくの空模様。ということで、本日の予定はもう酒場放浪一択しかありません。飲むか飲まれるか、いざ出陣! 戦いの火蓋は切られたのであります。

放浪記1軒目

神戸元町「楽酒」

朝8時半から営業していて朝飲みができる立ち飲み屋さんへ。早速モーニングセットを注文。ビール(ハイボールなども選べます)とおつまみ3種がついて500円。なんというグッドモーニング!最高!!!

お次は、大根のポルチーニソース480円。お出汁染み染みの大根にクリーミーなソースがなんともマッチング。
みんな朝から元気いっぱいに飲んでいます。
新しい世界の幕開けって感じでした。


お次は、(唯一の観光スポット)姫路城を見に姫路市へ。姫路市へは電車で40分ほど。姫路駅から出てまっすぐ先に、どーんと、待ち構えているかのような姿。世界文化遺産・国宝 姫路城。

天気が良ければ、真っ白なお城が青空に映えただろうなあ、と少し残念でした。それでも真っ白でとんでもなく大きくてそれはそれは美しい。最上階からの殿様ビューを眺めながら、さあ、次は姫路おでんを攻め落とすぞ!と気合を入れなおすのでありました。

放浪記2軒目

姫路市「一張羅」

姫路駅から徒歩5分、みゆき通り商店街にある穴子料理と播磨の地酒が名物のお店。姫路おでんは生姜醤油をかけていただくスタイル。辛すぎずさっぱりとして美味しい。

伝助穴子の握りは、焼き・蒸し・湯引きの3種類。蒸し穴子はホロホロ柔らかく口の中で溶けていきます。せっかくなので播磨の地酒もいただきましょう。辛口の奥播磨「赤」と、ほんのり甘い官兵衛濁り酒をグビリ。たまりませんね。

放浪記3軒目

明石市「玉子焼き専門店 松竹」

お次は、電車で25分ほど移動して、明石で明石焼きとビール。出汁が香る生地はふわふわとろとろで優しく、そこにプリっとタコの旨みが広がる。三つ葉の効いた出汁にダイブした熱々の明石焼きを頬張って、冷えたビールを流し込む・・・・最高!

放浪記4軒目

神戸市東灘区「菊政宗酒造記念館」

お次は、電車で移動して、魚崎町へ。灘五郷と呼ばれる日本を代表する酒どころの一つ「魚崎郷」で、菊政宗酒造記念館へ。きき酒コーナーで、生原酒とまるで白ワインのようなお酒「セセシオン」をグビリと試飲。

お土産に、しぼりたて菊政宗を買い込み、次の戦いに向け出陣です。時間があれば灘の酒蔵をめぐる旅もまた良さそうだなあと思いました。

いざ!放浪記5軒目

神戸市三宮「ギョーザ専門店イチロー」  

電車で三宮に戻り、一番のお目当て、神戸餃子へと戦いを挑むべく歩を進めるのでありました。神戸の餃子は味噌だれで食べるスタイルです。カウンターには醤油と酢と味噌だれと自家製ラー油が。中国人店主「全部マゼロ」とのことで、配合はわからぬがとりあえず混ぜます。

注文は2人前からということで、餃子6個×2セット=12個を喰らいます。野菜たっぷりの餃子は少し小ぶりで、12個なんてペロリ。ビールが進む。生ビールおかわり!味噌だれは多めに入れるのが良いでしょう。

さあ、時刻は17時。まだあと1軒行けそうです。

放浪記6軒目

神戸市三宮「餃子専門店 悦記」

ここにきてまさかの餃子専門店はしご。神戸餃子への挑戦は果てしなく続くのです。なんとも素敵な店構え。THE高架下。ワクワクが止まりません。

空心菜の炒め物と、餃子で生ビールをグビリ。イイ感じにパリッと焼かれた餃子、餡は野菜多めでサッパリといただけます。こちらも味噌だれでペロリ完食。はちきれんばかりのお腹を抱えながら、フェリーターミナルへと向かうのでした。

神戸の夜景を眺めながら出航。

さあ、あとは、風呂に入って寝るだけ。寝て起きたら、そこは宮崎。終わってみるとあっという間だけど、思っている以上に現地での時間があって大満足の充実感。仕事終わりに乗って、起きたら神戸という不思議な感覚。フェリーで(飲みながら)の非日常感は最高です。

まだまだ食べたいものあったなあ。もっと飲みたかったなあ。                                                                                        また、次の戦いに挑んでいこうと心に誓うのでした。

放浪記は続く・・・。